新年明けましておめでとうございます。
昨年は皆様に工事へのご協力を頂きまして有難うございました。
おかげさまで、昨年の内に無事に工事が完了致しました。
年の瀬に工事が完了したため、年が明けてから完成した様子をご紹介出来る事を楽しみにしていました!
残りの現場ホームページでは、今までご紹介しきれなかった現場の様子と完成した写真を交えてご紹介します。
今週は、完成したばかりの芦崎地区の立会検査の様子をご紹介します。
植生した法面の長さや、階段の高さが計画と相違ないかを確認しました。
そして今回は転落防止の柵を取り付けたので、そちらの高さも問題がないか一緒に確認をしました。
立会確認の前には自分たちでも計測をして確認をしていますが、外部の技術者が立会って最終確認を行っています。
天気にも恵まれ最終検査も無事に合格し、芦崎地区の施工が完成しました!
以前の日記で、推し活のお話をしました場所の盛土が完了しました。
木くずと土しかなかったところから、盛土を敷均し、転圧を繰り返し繰り返し・・・。
10月末頃からスタートし、師走を迎える頃にようやく完成しました!
(自分で言うのもなんですが、、、見違えるほど綺麗な出来上がりに大変満足です)
この法面整形はICT施工で作業をしたので、その様子はまた別の記事でご紹介しますね。
盛土完了!ということで、立会確認がありました。
立会確認も芦崎地区同様、ICTを活用した出来形検査なので短時間・少人数で効率よく検査を進めていきます。
検査の結果は今回も無事に合格。次の張芝作業に進みます。
それにしても茨城の日中の気温は10度前後です。そろそろ外仕事が身に染みてくる季節になりました。
清水地区でのU字溝の据付が完了したので、立会いでの確認がありました。
計画通りの高さ・位置に施工しているか発注者に確認して頂き、無事に合格を頂きました。
立会確認はいつも緊張します。。。合格を貰えて一安心!
2枚目と3枚目の写真は、現場での盗難対策用に敷鉄板を金具で固定しています。
大変残念なことですが、最近は現場からの盗難が起きているので何かしらの対策をしなくてはなりません。
小さくても大きくても現場で使用する資材はお金がかかっています。簡単に盗まれるのは悔しい!!
今回設置したダブルプレートは取付も簡単で、敷鉄板の開きやズレがないから作業員の足が挟まれるなどの事故も少ないんです。
そして特殊形状の専用器具がないと外せないボルトも使用して、盗難対策は万全です!
タイトルに2つの安心と書きましたが、「合格の安心・事故が少ない安心・盗難対策の安心」と全部で3つの安心でした!
平板ブロックの間を無収縮モルタルで埋めていきます。
文字の通り収縮しないモルタルは、良質な土と膨張剤が混ざっているので普通のモルタルに比べてヒビ割れしにくく、隙間をしっかりと埋めてくれます。
また、耐水性が必要な場所に使用できる材料なので今回の施工箇所にはとても合っています。
とても優秀な無収縮モルタルですが、特に低温に弱いので温度管理に注意が必要になるんです。
今の季節は大丈夫ですが、冬場の外気温が5℃以下になる場合は冷やさない様に温めてあげないといけません。私が守らなくては!
なんだか懐かしい、昔付き合っていた恋人に抱いていた気持ちを思い出した気がします。
残念ながらその恋は保温養生出来ずにヒビ割れてしまいまいしたが、構造物は絶対守ります!!
敷鉄板は、工事のときに敷くことで下の土地を傷つけないように守る、工事用の車両がスムーズに通行できるようにするなどの働きをしてくれるとても便利なアイテムです。
具体的には、車両が通行する事でタイヤ跡がついたり、大型重機や資材の重みで地面にへこみが生じない様にするために設置します。
そして、ぬかるみ・砂地・荒地など、工事車両が走行しにくい場所でも敷鉄板を敷くことで平らな道ができ、スムーズに通行ができるようになります。
敷鉄板があるから安心して効率よく作業を行えるんですね!工事を進めていくためには必要不可欠なアイテムなのです!
ですが・・・敷鉄板は1枚500kg以上もあるので、設置する時は安全な手順を守って慎重に設置していきます。
以前の日記で、石津地区施工の際にU型側溝のことを書きましたが、清水地区でもU型側溝の据付が始まりました。
こちらも側溝はPC(プレキャスト)製品を使用するので、現場に納入された材料にサイズ違いなどがないかを確認します。
石津地区で使用したU型側溝よりも幅が広くて大きいですね。重機で吊るのもバランスを崩さない様に注意します。
突然ですがここでクイズです!写真に写っている黒板に「据付」と書いあります。設置という言葉を使う時もあるのですが、
設置と据付の違いが分かりますか?
設置は「設備や機器などを備えつけることで、その設備が動くか動かないかははっきりしない」という意味です。
据付は「設備や機器などを特定の場所に動かない様にしっかりと固定して備え付けること」を意味しています。
普段生活をしていると設置という言葉の方が良く聞くと思いますが、現場では据付を使う事が多いです。
据付をする=固定するという事で、やり直しが出来ません。それなので施工前に位置や高さなどを確認する事が重要になるわけです!
現場で都度出来形を確認するのにはちゃんと意味があって、次の工程に進むための合格通知書みたいなものですね。
工事用道路と普通の道路は何が違うのでしょうか?
工事用道路は「建設区域内において建設資材、機材、機械、人員等の運搬・輸送」を目的として使われる道路の事を言います。
ルートも、大きな車両が通る場合もあるのでどこでも良い訳ではなく、地形・土地の制約等を考慮して安全で円滑な場所を選定します。
今回は材料を保管しているストックヤードから石津地区の施工場所までの工事用道路が陥没していたので、直接の施工場所とは違いますが陥没箇所を補修しました。
先ほどもお話しましたが、資材の搬入・産廃の搬出等で大きな車両が通る場合もあるので、道路の陥没は事故や怪我に繋がります。
現場では安全第一!事故やケガが予想されるのであれば、施工場所とは違っても補修を行います。
補修も完了したので、これで安心して車両が通れます!
現場で使用しているICT建機(今回はブルドーザーです)のキャリブレーションを行いました。
キャリブレーションという言葉の意味は「校正・調整」ということで、車両の位置情報や作業装置の精度を確認・調整します。
具体的にはブルドーザーのブレードの設定や調整、測位システムの設定や調整を行っています。
簡単に言うと「ICT建機により計測された3D座標と従来のTS測量で計測された座標の差がどの位なのか」を確認しています。
ここの差が大きく許容範囲を超えてしまうと、施工精度を左右してしまいます。
もちろん、そんなことが起きては困ります!!
なので、日々のメンテナンスや修理も含めてきちんと定期的に確認をする事が大切になります。
地盤改良完了後の立会検査も無事に終わりましたので、いよいよ盛土をします。
以前の日記で書きましたローカライゼーションのデータを使ってICT建機(今回はブルドーザーです)で盛土をしていきます。
全ての層の写真をお見せしたかったのですが、ちょっと量が多いので抜粋してご紹介します。
まずは「段切り」と言って堤防法面に水平面切土をおこなって、盛土と地山のなじみを良くするための盛土をします。
それではいよいよ、盛土のスタートです。ICT施工なので、重機のオペレーターの技術に左右されることなく均一に仕上げていきます。
・・・とは言ってもちゃんと各層の敷均し転圧が完了したら巻き出しを確認しますよ!
この作業を繰り返します。2層目と10層を比べるとかなりの土を盛った事が分かりますね。
設計通りの高さまで盛土をしたら次は法面整形を行っていきます。
こちらが法面整形の様子です。
ユンボのバケットを法面に押して土を固めていきます。
固めるだけではなく、多少土を削りながら整形をしていきます。これは熟練の技が必要ですね。
そしてついに法面整形が完了しました!とても綺麗な仕上がりになりました!
毎日暑いですね。現場は常に外での作業になるので熱中症対策は念入りに行っています。
特にここ最近の夏の暑さ、いえ夏前からの暑さは対策をしないと直ぐに体調を崩してしまうかもしれません。
作業員の安全管理・体調管理も大事な私の仕事のひとつです。現場での熱中症対策をご紹介します。
まずはエアコンは必須ですね。次に冷蔵庫とウォーターサーバーを設置しました。
こまめな水分補給とクールダウンで猛暑の夏を乗り切りたいと思います!!
体の中から外から体の熱を落ち着かせます。
そして熱中症対策としてはお馴染みの顔ぶれ、塩飴と熱中症対策キットです。
熱中症対策キットの中には、扇子・瞬間アイス・氷河ジェル・涼すだれなどが入っています。
どれも体を冷やすためのグッズで、小さな保冷バックにコンパクトに収納されています。
急な症状にもすぐ対応できるので、もしも熱中症になってしまっても現場での応急処置が出来るようにしてあります。
もしもの時のために用意はしていますが、このキットの登場する場面がないのが一番ですね!
建設現場ではICT施工を積極的に導入しています。
測量や設計、施工計画、施工、検査といった工程にICTを活用することで施工効率がとても上がります!
ローカライゼーション=現地座標変換はICT施工を行う上で、施工精度を左右するとても大切な作業工程のひとつです。
何を何に変換しているかと言いますと、「人工衛星GNSSの計測座標を現場の平面直角座標に変換」させています。
工事を行う際は、「X座標」「Y座標」「標高」の平面直角座標系で表される「工事基準点」を使用します。
通常はTS(トータルステーション)計測といって、その工事基準点の座標を地上から計測しています。
(街中で黄色い小さい機械を三脚に乗せて覗いて計測しているのを見たことがあると思います!)
ところがGNSS計測の場合は、地表を衛生からの信号で計測しています。
平面直角座標とGNSSで計測した座標に誤差が生まれます。それを平均的にする作業が必要になります。
そこで行う作業が、ローカライゼーションなんです!!ちょっと熱くなってしまいました。。。
この座標変換したデータを使ってICT建機による施工を行います。
チッピングという言葉を聞いたことがありますか?
ピッチングみたいですよね。(そう思うのは私だけでしょうか・・・)
簡単にいうと既にコンクリートが施工された上に更にコンクリートを施工する場合に行う作業です。
コンクリートの上にコンクリートを打設する重ね塗りのことは「打ち継ぎ」と言います。上下の境目になる面を「打継面」と呼びます。
チッピングは既に施工された硬いコンクリートの打継面に対して、チッピングハンマーなどで削ったり、剥がしたりする作業のことです。
打ち継ぎを行う場合は、下の古いコンクリートと上になる新しいコンクリートが密着して上手く馴染むようにチッピングを行う必要があります。
今回の施工のように打設面が小さい場合は、チッピングハンマー、のみ、ハンマドリル、ワイヤーブラシなど手持ちの工具で作業をします。
古いコンクリートは一見頑丈そうに見えても、表面下に多孔質のレイタンス層が形成されている場合あります。
そのような打継面にそのまま新しいコンクリートを施工してしまうと、コンクリート同士が密着せず、後々のひび割れの原因になってしまいます。
同じコンクリートでも上塗りをする場合は必ずチッピングの作業が必要になります。
利根川下流部の整備工事が始まりました。
地域の皆様、よろしくお願い致します!
準備工として、施工箇所の芦崎地区・清水地区・石津地区の現地照査を行いました。
現況の確認、除草作業、大きな車両や重機が通るので電線に引っかからない様にするための架空調査などなど、やることは沢山あります。
袋詰玉石の立合確認もありました。袋詰玉石は河川工事に欠かせない材料です。
設置範囲、設置箇所に障害物はないかなど現場で発注者と一緒に確認します。
そして工事看板も設置しました。工事の概要や期間などを通行人や近隣住民の方にお知らせしています。
現場は今では当たり前!の週休2日です。3Kなんてもう古い!建設現場も働き方改革が進んでいるんです!
こちらでは現場での取組みや働き方などもご紹介していきたいと思います。
工事の進捗状況と一緒にぜひ楽しみにしていて下さい!