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現場からひと言
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集水桝を設置するために

清水地区では集水桝を3箇所に設置します。
プレキャストではなく現場でコンクリートを打設するので、型枠組立も現場で行います。
まずは設置場所を掘削した後に基面整正をします。そして砕石基礎を所定の幅と厚さになるように敷均し、転圧を行います。
準備が出来たらいよいよ、型枠・受枠の組立です。
集水桝が所定の位置・幅・長さになるように墨出しを行い、墨に沿って型枠を組み立てていきます。
これからコンクリート打設へと工程は進んでいきます。








敷高確認と材料確認

U字型排水溝の据付が完了したので、発注者立会いで敷高確認を行っています。
基準点を設定し、そこから測量機を使用して基準点からの高さを測定しています。
設計図には排水溝の計画高や勾配が記載されているので、測定結果と設計図を比較して設計通りに施工されているかを確認します。
排水溝は水が流れる道なので、勾配が適切でないと排水がスムーズに行われなくなってしまいます。
計画通りの勾配がついているかを特に注意して確認します。




こちらは材料確認の様子です。
集水桝の上に設置するグレーチングのサイズ、錆び、キズ等がないかを目視で確認していきます。
特に問題もなく、無事に敷高確認と材料確認が終わりました!









工事用道路の補修

工事用道路と普通の道路は何が違うのでしょうか?
工事用道路は「建設区域内において建設資材、機材、機械、人員等の運搬・輸送」を目的として使われる道路の事を言います。
ルートも、大きな車両が通る場合もあるのでどこでも良い訳ではなく、地形・土地の制約等を考慮して安全で円滑な場所を選定します。

今回は材料を保管しているストックヤードから石津地区の施工場所までの工事用道路が陥没していたので、直接の施工場所とは違いますが陥没箇所を補修しました。
先ほどもお話しましたが、資材の搬入・産廃の搬出等で大きな車両が通る場合もあるので、道路の陥没は事故や怪我に繋がります。
現場では安全第一!事故やケガが予想されるのであれば、施工場所とは違っても補修を行います。
補修も完了したので、これで安心して車両が通れます!








キャリブレーションとは

現場で使用しているICT建機(今回はブルドーザーです)のキャリブレーションを行いました。
キャリブレーションという言葉の意味は「校正・調整」ということで、車両の位置情報や作業装置の精度を確認・調整します。
具体的にはブルドーザーのブレードの設定や調整、測位システムの設定や調整を行っています。
簡単に言うと「ICT建機により計測された3D座標と従来のTS測量で計測された座標の差がどの位なのか」を確認しています。
ここの差が大きく許容範囲を超えてしまうと、施工精度を左右してしまいます。
もちろん、そんなことが起きては困ります!!
なので、日々のメンテナンスや修理も含めてきちんと定期的に確認をする事が大切になります。









U型側溝 材料確認

水路工で使用するプレキャストU型側溝の材料確認を行っています。
材料確認は納入された材料が発注通りの品質・規格・数量などを満たしているかを検査する大切な作業です。
検査した記録は帳簿としても残しますが、写真も残しておきます。(これで竣工検査で確認されても慌てることなく対応できます!)
発注者にも立会って頂き、材料確認が問題なかったので施工に進みます。
設置する箇所の基礎をつくりコンクリートを打設して側溝を据付します。側溝のジョイント部の目地はモルタルで埋めていきます。
この作業を繰り返してU型側溝を据付ていきます。据付完了したらどんな風になるのか楽しみです。









法面を守るぞ!

前回の現場日記でご紹介した、整形した法面に芝生を張りつけていきます。
ベタ張りすると、張芝の完成と同時に法面の保護効果が出る仕組みになっています。
保護効果というのは、法面に植物を繁茂させることで雨水による浸食防止や冬期の凍上崩落を抑制する事が出来ます。
そして何より全面緑化にすることで、周りの自然環境と調和のとれた植生が自然環境や景観を守ることができます。
CO2の吸収が期待出来るので、温暖化対策としても有効だともいわれています。
法面も守り、地球も守る。今話題の二刀流ですね!









盛土の立会確認

盛土が完成したので、発注者の立会いのもとICTを活用した出来形検査を行っています。
ICTを活用することで、従来の方法よりも効率的で正確な出来形管理を行うことができます。
写真に写っている棒のようなものは、電波を送受信するアンテナです。
この装置が触れていると測量が出来る仕組みになっていて、検査員が任意に指定した地点を計測します。
計測した地点と計画高との差が規格値内であるかを直ぐに確認する事が出来ます。
表示される設計値との差を3段階で色表示をしてくれるので、一目で判定が行えるのも良いですね。
ちなみに数字が赤く表示されたら規格値外なので、今回は白字!無事に合格でした!









築堤盛土完成!!

地盤改良完了後の立会検査も無事に終わりましたので、いよいよ盛土をします。
以前の日記で書きましたローカライゼーションのデータを使ってICT建機(今回はブルドーザーです)で盛土をしていきます。
全ての層の写真をお見せしたかったのですが、ちょっと量が多いので抜粋してご紹介します。

まずは「段切り」と言って堤防法面に水平面切土をおこなって、盛土と地山のなじみを良くするための盛土をします。
それではいよいよ、盛土のスタートです。ICT施工なので、重機のオペレーターの技術に左右されることなく均一に仕上げていきます。
・・・とは言ってもちゃんと各層の敷均し転圧が完了したら巻き出しを確認しますよ!
この作業を繰り返します。2層目と10層を比べるとかなりの土を盛った事が分かりますね。
設計通りの高さまで盛土をしたら次は法面整形を行っていきます。





こちらが法面整形の様子です。
ユンボのバケットを法面に押して土を固めていきます。
固めるだけではなく、多少土を削りながら整形をしていきます。これは熟練の技が必要ですね。
そしてついに法面整形が完了しました!とても綺麗な仕上がりになりました!









熱中症対策

毎日暑いですね。現場は常に外での作業になるので熱中症対策は念入りに行っています。
特にここ最近の夏の暑さ、いえ夏前からの暑さは対策をしないと直ぐに体調を崩してしまうかもしれません。
作業員の安全管理・体調管理も大事な私の仕事のひとつです。現場での熱中症対策をご紹介します。

まずはエアコンは必須ですね。次に冷蔵庫とウォーターサーバーを設置しました。
こまめな水分補給とクールダウンで猛暑の夏を乗り切りたいと思います!!
体の中から外から体の熱を落ち着かせます。




そして熱中症対策としてはお馴染みの顔ぶれ、塩飴と熱中症対策キットです。
熱中症対策キットの中には、扇子・瞬間アイス・氷河ジェル・涼すだれなどが入っています。
どれも体を冷やすためのグッズで、小さな保冷バックにコンパクトに収納されています。
急な症状にもすぐ対応できるので、もしも熱中症になってしまっても現場での応急処置が出来るようにしてあります。
もしもの時のために用意はしていますが、このキットの登場する場面がないのが一番ですね!








地盤改良の様子

築堤盛土施工に伴って周辺地盤の沈下防止対策として地盤改良を行っていました。
1層目の検査が無事に終わり、2層目の立会検査がありました。
セメント系固化剤を土に加えてムラが生じないように均一に混ぜて締め固め、地盤強化と沈下抑制を行います。
転圧まで完了したあとで、深さ別に3つの供試体を採取します。
採取した供試体は赤外線水分計で赤外線加熱による乾燥前後の重量変動から水分を測定します。
測定結果は問題なく、無事に地盤改良が完了しました。










ICT施工

建設現場ではICT施工を積極的に導入しています。
測量や設計、施工計画、施工、検査といった工程にICTを活用することで施工効率がとても上がります!
ローカライゼーション=現地座標変換はICT施工を行う上で、施工精度を左右するとても大切な作業工程のひとつです。
何を何に変換しているかと言いますと、「人工衛星GNSSの計測座標を現場の平面直角座標に変換」させています。

工事を行う際は、「X座標」「Y座標」「標高」の平面直角座標系で表される「工事基準点」を使用します。
通常はTS(トータルステーション)計測といって、その工事基準点の座標を地上から計測しています。
(街中で黄色い小さい機械を三脚に乗せて覗いて計測しているのを見たことがあると思います!)
ところがGNSS計測の場合は、地表を衛生からの信号で計測しています。
平面直角座標とGNSSで計測した座標に誤差が生まれます。それを平均的にする作業が必要になります。
そこで行う作業が、ローカライゼーションなんです!!ちょっと熱くなってしまいました。。。
この座標変換したデータを使ってICT建機による施工を行います。








チッピングとは?

チッピングという言葉を聞いたことがありますか?
ピッチングみたいですよね。(そう思うのは私だけでしょうか・・・)
簡単にいうと既にコンクリートが施工された上に更にコンクリートを施工する場合に行う作業です。

コンクリートの上にコンクリートを打設する重ね塗りのことは「打ち継ぎ」と言います。上下の境目になる面を「打継面」と呼びます。
チッピングは既に施工された硬いコンクリートの打継面に対して、チッピングハンマーなどで削ったり、剥がしたりする作業のことです。
打ち継ぎを行う場合は、下の古いコンクリートと上になる新しいコンクリートが密着して上手く馴染むようにチッピングを行う必要があります。
今回の施工のように打設面が小さい場合は、チッピングハンマー、のみ、ハンマドリル、ワイヤーブラシなど手持ちの工具で作業をします。

古いコンクリートは一見頑丈そうに見えても、表面下に多孔質のレイタンス層が形成されている場合あります。
そのような打継面にそのまま新しいコンクリートを施工してしまうと、コンクリート同士が密着せず、後々のひび割れの原因になってしまいます。
同じコンクリートでも上塗りをする場合は必ずチッピングの作業が必要になります。










堤防法線の段階確認がありました

堤防法線とは、堤防や河道の平面的な形状を表す線のことで川幅を決める役割があります。
河川の計画高水流量が同じであっても勾配や河川周辺の土地の利用状況や、
洪水時に予測される水量を始めとした様々な要素で川幅は変わります。

発注者の立合いのもと、堤防法線の確認がありました。
写真は立会いの様子を写したものですが、既設の樋管の上に築堤する為の測量をしています。
芦崎地区での工事は洪水対策として新しい堤防を築造する作業を行います。
今回の測量に基づいてこれから施工が進んでいきます。今の景色がどの様に変わっていくか楽しみです!









撤去開始

事前測量が終わったので次の工程の構造物撤去が始まりました。
敷砂利、暗渠排水管、コルゲートパイプ、杭丸太、土のう・・・これらを撤去していきます。
さすが、ベテランの職人技でバックホウを使って手際よく操作して作業を進めます。
土のうを撤去した後には仮設護岸として袋詰をした玉石を設置するのですが、
岸と玉石の間の隙間は採石を投入して埋めていきます。
袋詰玉石は陸上から重機を使って水中に設置することができるので、年間を通じての施工が可能です。
天気にも恵まれて順調に作業が進んでいきます!











いよいよ始まりました!

利根川下流部の整備工事が始まりました。
地域の皆様、よろしくお願い致します!

準備工として、施工箇所の芦崎地区・清水地区・石津地区の現地照査を行いました。
現況の確認、除草作業、大きな車両や重機が通るので電線に引っかからない様にするための架空調査などなど、やることは沢山あります。
袋詰玉石の立合確認もありました。袋詰玉石は河川工事に欠かせない材料です。
設置範囲、設置箇所に障害物はないかなど現場で発注者と一緒に確認します。




そして工事看板も設置しました。工事の概要や期間などを通行人や近隣住民の方にお知らせしています。
現場は今では当たり前!の週休2日です。3Kなんてもう古い!建設現場も働き方改革が進んでいるんです!
こちらでは現場での取組みや働き方などもご紹介していきたいと思います。
工事の進捗状況と一緒にぜひ楽しみにしていて下さい!